東西南北

ニッケイ新聞 2014年4月3日

 3月27日にサンパウロ市中央部セーで頭の部分が発見されたバラバラ死体に関して、3月から行方不明になっていたある男性の親族が「同一人物ではないか」と名乗り出ていたことが明らかになった。この親族は切り取られた頭部の写真を見て「ほぼ間違いない」という判断を下しており、さらに、市警の殺人課(DHPP)が作成した顔面の復元写真も、その男性によく似ているという。被害者は40代前半と見られている。その男性であるかどうかのDNAテストには向こう15日はかかるが、DHPPは、「謎の多い今回の事件の解明の一歩」として、前向きに捉えている。

サンパウロ市の電車内での痴漢が話題の昨今だが、3月31日に、パラー州ベレン国際空港で、空港インフラ業務公社(INFRAERO)の技術系役員(53)が、空港内の上りエスカレーターで女性の後ろに立ち、タブレット型コンピューターを差し出し、女性のスカートの中の様子を録画していたところを取り押さえられた。この模様は、空港内のほかの女性によって証拠として録画され、警察に証拠として提出された。空港業務の役員が公の場で痴漢とは。

1日のサッカーの欧州チャンピオンズ・リーグ準々決勝、スペイン同士の対戦となったバルセロナ対アトレチコ・マドリッド戦で元サントス勢2選手の活躍が話題となった。アトレチコはジエゴが先取点をあげ、試合を優勢に進めたが、敗色濃厚だったバルセロナの負けを救ったのはネイマールのゴールだった。このカードは9日にもう1試合行われる。