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ニッケイ新聞 2014年4月9日

 日本人向けサービスに力を入れているというホテル「インテルコンチネンタル・サンパウロ」。「四世だけど日本が大好き」という宮田カチア国際販売部長らが、サービス充実を図っているようだ。好立地で日本語対応OK、日本食の朝食あり、部屋が風呂付というのもポイントが高い。旅行者情報サイト「トリップアドバイザー」でもサンパウロ市内のホテル約300軒中、5位と高評価。今回のイベントを機に日本食メニューが増えれば、更に需要が高まりそう。

ピンダ日伯文化体育協会の現会長の森ジョルジさん(62、二世)は、同地出身のアウキミンサンパウロ州知事と同じ州立高校で、しかも同学年だったという。「彼は成績こそ良かったが大人しい生徒で、政治家になるとは思っていなかった。目立たない印象だった」と意外な過去を振り返る。40数年前当時、一学年5、600人で、うち日系生徒は3、40人だったというから、一クラス40人なら3、4人はいた計算だ。日系初の大臣、そして現州知事と、政治家の生まれる地のようだ。

群馬県在住の日系ブラジル人女子グループ「リンダ3世」は、デビューして1年となるが、4月2日に初となるCDアルバム「Viva! リンダ3世」を発売したそう。Jポップならぬ、ブラジリアンBポップと新たな系統を名乗り、「日系ブラジル人」という出自を全面的に売りにした、アイドルグループは初めてだろう。すでに、日本で人気のある音楽イベントなどにも出演し、人気をあげてきている。今後の活躍が注目される。