東西南北

ニッケイ新聞 2014年4月10日

 サンパウロ市北部の救急病院、マンダキ病院が8日午前から準集中治療室を含む二つの病室での診療を差し止められた。その原因は、同室の天井の一部が落ち、診療を行なうことが危険と見なされたためだ。保健局によると、天井落下による怪我人は出ていないという。このため、同医院では新しい患者がやって来ないよう、他の診療所に患者を回す手配に追われ、その混乱は午後8時頃まで続いた。怪我や病気を治すための部屋で、事故が起きかねない情況になるとはなんとも皮肉だ。
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 9日から16日まで、全国的な規模で「ヴァリラックス・フランス映画祭」が開催中。サンパウロ市は中央部のシネ・リヴラリア・クウトゥラやイタウ・ドゥ・シネマ・アウグスタなど、映画通に馴染みの深い六つの映画館で連日開催される。1日に上演される映画の数はほとんどの場合5本で、しかも同じ映画を繰り返して上映することもほとんどない。見たい映画は早くから時間帯を確認することが必要だ。お薦めは2012年のオスカー外国語映画賞受賞監督アスガル・ファハルディ監督の「オ・パッサード」あたりか。公式サイトはhttp://variluxcinefrances.com
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 サンパウロ市で登録された車に義務付けられていた車検(Inspecao Veicular)に関する問い合わせがあり、調べてみたところ、2月1日以降の車検は、コントロラール社との契約が切れて停止されている。少なくとも次の入札で業者が決まるまでは、登録更新(リセンシアメント)にも車検は不要となる。入札日程は未定だが、1月中に科された罰金は有効なので注意を。