大耳小耳

ニッケイ新聞 2014年4月23日

 数十レアルから果ては2千レもするパスコアの卵だが、中には「手巻き風パスコア卵」なるものも。「chocolateira」などのレシピサイトで紹介されており、もしや「手巻きの中身がチョコレート?」と思いきや、単に手巻きの形をしたチョコレートだった。まあ、手巻き寿司がそれだけ当地に親しまれている証拠だろうと納得したのだが、「中国料理の好きな人に是非お勧め」という説明は、間違ってない?

今年の『日本民謡ブラジル大会』には、15歳以下の少年少女も25人が出場する。日本本部に合わせる形で、小学生・中学生の部に分かれ優勝を競う。また青年部の東日本大震災復興支援演奏は10人を越える演奏で、三味線にギターなどの洋楽器も交えて披露するという。塩野会長は「若者が活躍できる場を多く与えたい」と後進育成に配慮を重ね、民謡協会の明るい未来に向けて気配りに余念がないようだ。

マデイラ川の歴史的増水。周辺住民の心配事は物資不足、物価高騰だけではない。声を揃えるのは「国道から全ての水が引いても、車両往来の完全復旧はおそらく見込めない」。つまり「60トン級のトレーラーが、冠水時に無理やり通行したことで地盤が緩々。交通量が元通りになったら、今度は地盤沈下が起きる」という見解だ。「数週間後には下流地域にも同じことが起きるのでは」といった予測もあり、予断をゆるさない状況のようだ。