ホーム | 日系社会ニュース | 文協評議員会=「11月末に工事終了」宣言=改修の予算不足明らかに=大講堂着工は予定通り5月から=INSS問題は進展なし
評議員会に臨む(左から)木多会長、原田評議員会長、清水評議員幹事
評議員会に臨む(左から)木多会長、原田評議員会長、清水評議員幹事

文協評議員会=「11月末に工事終了」宣言=改修の予算不足明らかに=大講堂着工は予定通り5月から=INSS問題は進展なし

ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)は26日午前、同ビルで「第146回定期評議員会」を行った。委任状19人含め全51人が出席し、2013年度の事業と会計の報告が行われた。昨年3月に大塚商会の大塚実名誉会長から寄付された1億円(200万レ超)の『大塚プロジェクト』に関しては、文協ビル改修工事を11月30日に終了させると宣言した。

『大塚プロジェクト』の用途は大講堂、体育館、3階の移民史料館書庫、イビラプエラ公園の日本館という4カ所の改修費に分配されている。大塚実氏宛てに先週「現在の進捗状況と作業工程に加え、11月末までに作業を終了するというメールを送った」ことを木多会長が報告した。
本来は3月までに完了との見通しもあった。「遅れたのは事実。消防法の規制により、避難通路や非常扉を確保するため作業に遅れが出た」と木多会長は釈明した。
74万レが充てられている大講堂の空調設置、座席取替えは予算不足が明らかになった。「最も簡易型の椅子でも1個400レで、1100人分設置するならそれだけで40万レ以上かかることが分かった。エアコン設置も電気系統の改修費を含めると予算内で賄えず、改めて協議が必要」とした。5月予定の第1次着工で椅子の取替えを行うが、木多会長は本紙に「エアコン設置も7月までに絶対開始する」と強調した。
すでに工事中の移民史料館3階事務所と書庫は、6月中に工事終了した後、物品の移動を済ませ7月末から活動再開できる見通し。体育館、日本館は未だ調整中となっている。
評議員会では長引くINSS(社会保険院)の債務問題への質問も出され、現在7~800万レもの累積負債金額となり、それへの引当金として70~100万レが用意されているという報告された。評議員長の原田清弁護士は「判決まで最低でも2年以上かかるのでは。引き続き連邦政府に働きかける」と説明するにとどまった。
ルアネー法関係の報告もなされ、元援協診療所の場所を待合コーナーに改修する『文化空間プロジェクト』は、200万レ中60万レを確保しているという。
また10月に大統領選挙を控える今年、「協会として政治家支援運動にも取り組んでみては」といった提案もあったが、「見返り薄く効果が望めない」として消極的な姿勢を見せた。
13年度の会計報告では、大塚氏の寄付金1億円を含めた収入500万3118・45レ、支出307万7405・89レで、繰り越しが192万5712・56レとなった。

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