大耳小耳

 「赤間みちヘ記念広場」に設置された記念碑には、『とこ夏の国に咲きたるなでしこの花生い茂らせよよろず代まで』と記されている。この短歌はみちへさんが戦前に訪日した際、秩父宮の叔母様に当たる松平俊子さんから頂いたものだという。1933年の洋裁学校創立後、同校をさらなる発展に導いた彼女の胸には、この歌の存在があったに違いない。
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 秋田県人会の川合昭会長が訪日中だ。秋田魁新報によれば、同会長は3日に県庁を訪問し、佐竹敬久知事に県人会館修繕への支援を要請。修繕には約1800万円かかる見込みだが、同知事は「できるだけ県も応援したい」との前向きな返答をしたという。来年8月下旬に開かれる県人会55年創立記念式典にも、出席する方向で調整するとか。節目の年を控え、川合会長も交渉に気合が入っている様子。