西本願寺バザー=手作り料理が今年も好評=寺を地域交流の場に

 西本願寺婦人会(山下明子会長)主催の「第35回慈善バザー」が8日に同寺で行われ、名物の手作りヨモギ餅や日本食を楽しみに約800人が来場した。
 うどんや焼きそば、太巻きなどの日本食は婦人会とボーイスカウト「本願寺隊」の父母が手作り、ヨモギ餅は同寺の檀家による「護寺会」が担当した。
 15年前から餅作りを手伝っている護寺会の吉瀬教通会長は、「今年はもち米の質が非常に良く、とても美味しい」と出来栄えに満足した様子。お土産用に買っていく人が多く見られた。
 日本食も好評で、毎回バザーに来るという宮崎伸江さん(73、二世)は「日本料理屋は町にもあるけど、ここの手作り料理がとても好き。うどんの出汁は絶品」と楽しんだ。
 会場の設営や食事販売には本願寺隊の子供たちも協力した。北本ホベルトくん(14、兵庫)は「安全ベルトを付けて天井部分のシートを貼る作業が大変だった」と話しながらも、楽しそうな様子を見せていた。
 安中マルコ隆曙開教使は、「いつも手作り料理に喜んで頂いている。地域交流にもなるし、お寺に親しむよい機会です」と話し、婦人会に感謝を示した。