〃鳥取村〃に新日語教師=若林陽子さん、意欲に燃え

 鳥取県の中学校英語教師・若林陽子さん(36、鳥取)が19日に来伯、サンパウロ州ミランドポリスの第二アリアンサ移住地の11代目日本語教師に就任した。
 「自分のルーツを確認するためには母県から教師を呼ぶことが大切」(本橋幹久・同県人会長)と、1994年から隔年で教師を招聘している。若林さんで11人目。同移住地の日語学校で18人の生徒の指導にあたる。
 若林さんは「海外赴任は初めて。ブラジルに『鳥取村』があると聞いて、是非行ってみたいと思った。移民やブラジルの文化を知りたい」と当地の文化に興味津々だ。「日本語だけじゃなく、銭太鼓など鳥取の文化も教え、日本の色んな学校に情報発信するつもり」と意欲に燃えている。
 佐藤勲・アリアンサ文化協会会長は「子どもたちの日本語能力の低下は深刻。こうして日本の方が来て頂き、交流することは重要なこと」と制度の継続を願った。