東西南北

 今日からサッカー・ワールドカップは決勝トーナメント。ブラジル代表は13時から行なわれる対チリ戦で、23日の対カメルーン戦で途中出場から得点をあげたフェルナンジーニョをボランチとして先発出場させる予定だという。フェルナンジーニョは今季のイングランド・プレミアリーグでマンチェスター・シティの優勝に貢献した選手として知られ、先発を外れる元コリンチャンスのパウリーニョと遜色のない選手だと言われている。なお、サンパウロ市のショッピングなどは本日、試合開始の30分前から1時間前には閉店となり、試合後に再開するという変則的な開店状況になるので注意が必要だ。
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 今ワールドカップでは南米から出場の6国のうち5国が決勝トーナメントに進出するという「南米旋風」が吹き荒れる大会となっている。これから大会が佳境に入れば入るほど南米諸国からの応援団の入国があると思われるが、7月1日にイタケロン・スタジアムで行なわれる「アルゼンチン対スイス戦」では4万人にも及ぶアルゼンチンからの来客が予想されている。チケットを持っていない人が多いとも考えられているため、特にファン・フェスタでの警備が必要だ。
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 昨日も報じたW杯での選手噛み付き事件で出場停止処分を受けたウルグアイのルイス・スアレスが、リオのコパカバーナ海岸でブームとなっている。同地には奇しくもスアレスが大きな口をあけて叫んでいるような写真を使った広告が街中に存在するが、住人や観光客はその口の部分に体や手を当て、次々と記念写真の撮影を行なっている。