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 昨年、ジュニア王者に輝いた飛翔太鼓(コロニア・ピニャール)は、14年3月の全日本コンクール(福島)で見事5位に入賞(4月11日付け既報)。後続はこれが一つの目標となる。審査員の箕輪さんは、「ブラジル代表チームにとって高い壁となり、今後は重圧もかかるかもしれない。55チーム中5位という最高成績は、簡単に超えられるものではないからね」と案じていた。
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 実行委員長の泊エリーザ事務局長も飛翔太鼓を引き合いに、「日本チームと同じ土俵で戦えるレベルになったことは間違いない。特別賞ではなく、5位入賞という結果がその証」と確信を持つ。「でも昨年の全日本コンクールは、台湾代表が2位に食い込んだんです」とも話し、諸外国の勢力も注視。対日本チームは当然だが、外国勢の浮沈も気になるところ。
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 国際交流基金の新所長深沢陽さんがブラジルに降り立った時の第一印象は、「空気がきれい」。当地の大気汚染も深刻だが、6年間所長を務めたインドのニューデリーは当地の比ではなかったよう。また、「パキスタンでは、いつどこで自爆テロがあるか分からない状況だった」とも。そんなアジア諸国滞在も「楽しかった」というだけに、ブラジル生活は問題ないスタートを切れそう。