オーリャ!

 「これだけ大きくなったのも考え物ですよ」。日本祭り会場を見渡した関係者がぼやいた。W杯中でも来場者多数、郷土食完売という県人会も多く、表向きは上々に見えたのだが…。
 県連首脳陣に企画運営の専門家が不在なのは不安要素の一つだ。規模拡大に伴い「そろそろ運営をプロに任せるべきでは」との声もある。そして最大の懸念は多額の赤字、なかでも会場賃貸費58万レ。来年はさらに増額、一気に倍近くもありえるという。
 本橋幹久県連会長は「会場は8月に仮予約、10月には頭金の支払いを済ませる必要がある」とし、早急な議員割り当て金の確約は困難で、改めて営業能力が問われることになるようだ。
 今回は赤字25万レ覚悟の強行開催だったが、来年こそ見送りもあり得るとか。〃あとの祭り〃にならないよう、今からしっかりと来年の計画を。(祐)