東西南北

 ブラジル・サッカー連盟(CBF)が18年のW杯に向けて動きはじめ、17日に新しいセレソン付のコーディネイターとしてジルマール・リナルディ氏の就任を発表した。同氏は94年のW杯優勝に控えのゴールキーパーとして貢献し、95~97年には日本のセレッソ大阪でも活躍した選手で、その後はサッカー選手のマネージメントを手がける企業家として活動していた。17日の会見でジルマール氏は「セレソンの新監督はブラジル人になる」と発言。新監督の発表は来週前半と予想されているが、ダッタフォーリャの世論調査では、以前から本命視されているチッチ氏の支持率が24%で最も高い。
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 市警の発表によると、サンパウロ市では今年の1~4月に車の窃盗被害が最も目立った場所はショッピングや病院の前の通りだった。第1位(41件)となったサンパウロ市南部カンポ・グランデのショッピングSPマーケット前のナッソンエス・ウニダス大通りを筆頭に、上位11位までのうち4カ所がこの条件に該当するという。警備の専門家は、こうした事件は「駐車代を節約しようとする気持ちから路上駐車をしてしまう」のが原因で、いっそうの注意が必要としている。
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 16日未明、サンパウロ市中央部セーのアパートで、69歳の男性が遺体で見つかった。絞殺死と見られる遺体はアパートでの火災を消すためにかけつけた消防隊が見つけたが、燃えていたのは遺体があったソファーだけで、男性は腕と足を縛られ、首に布が巻きつけられていた。近隣住民の証言によると、男性は1人暮らしで、同夜は恋人と会うと話していたという。