東西南北

 イボッピ(IBOPE)による最新の知事選調査の結果が7月30日に発表された。サンパウロ州ではジェラルド・アウキミン知事が50%の支持率を得、パウロ・スカッフィ氏が11%で続いた。PT候補の前保健相アレッシャンドレ・パジーリャ氏は5%だった。白票は15%、「わからない」は14%で、現時点ではアウキミン知事が1次投票で圧勝と予想される。現政権の評価は、「すばらしい」34%、「良い」38%と安定している。カンタレイラ水系をはじめとしたサンパウロ州の水不足問題も高い信頼通りに解決されれば良いが。
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 サンパウロ市東部グアイアナーゼスで7月29日夕方、軍警のシドニー・ドミンゴス・コレイア氏が飲酒運転で事故を起こし、警察に通報した警備員を殺害後、自殺する事件が起きた。同氏はこの日は非番で終日酒を飲んだ後、自身の車をエレトロパウロ社の車にぶつけ、その車が防災局の塀にぶつかった。エレトロパウロ社職員はケガをし、警察に通報しようとしたが、軍警が警察を呼ばないよう頼んでいる間に防災局の警備員が通報。それを聞いた軍警は警備員を撃ち、自殺した。軍警は24年勤務のベテランだが今月は既に警告を受けており、酔ったところを見られるのを恐れていた。
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 ブラジル勢が早く敗退したためにブラジル内での関心が薄れた、サッカー南米一を決めるリベルタドーレス杯は、7月30日に決勝に進むチームが決まり、ナシオナル(パラグアイ)とサンロレンソ(アルゼンチン)が優勝を争う。サンロレンソのファンの一人はフランシスコ法王だが、その祈りで優勝できるか。