東西南北

 ゴイアス州ゴイアニアでは1月から女性を狙った連続殺人事件が発生し、市民を恐怖に陥れている。これまで12人の女性が殺されたと発表されていたが、7日の発表で被害者は15人となった。また、2件の殺人未遂と男性1人の殺害も捜査対象となる。これらの事件は全て同じ手口で、黒いヘルメットを被った男が黒いバイクで近づき胸を狙って銃を撃っている。捜査には、被害者の1人のアナ・マリア・ヴィットール・デュアルテさんの実姉で市警のリヴィア・フィオリさんら30人の特別捜査隊があたることになっている。姉妹の父ウイグヴァンさんは事件解決の協力者に1万レアルの賞金を出すと宣言している。
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 サンパウロ市南部グラジャウーの総合病院の待合室で5日午前、マリア・ルシア・サンタナさん(50)が急死し、遺族が病院を「業務不履行」だと訴えた。夫によると、マリアさんは胸の強い痛みを訴え、午前4時30分に緊急外来を訪れたが、診察に2時間待たされた上、血圧も計らずに投薬と検査の指示を受けた。投薬後も痛みが治まらず、別の医師が心電図には異常がないが別の検査をするよう命じたため待っていたが、午前10時半に倒れ、死亡した。
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 W杯で第3腰椎横突起骨折の怪我を負ったネイマールに、所属先のバルセロナFCのメディカル・チェックでも「順調に回復している」との結果が出た。早ければ18日にチームの本拠地で行なわれる対レオン(メキシコ)戦に出場できる見込みだ。この試合は国内リーグ開催直前にバルセロナが毎年行なう伝統の親善試合だ。