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卓球バレーの良さを語る堀川さん
卓球バレーの良さを語る堀川さん

卓球バレーのブラジル普及を=堀川さんが2度目の来伯=リオ五輪でのデモ公開も視野

 障害の有無関係なしに楽しめるスポーツ「卓球バレー」を当地に広めようと、日本卓球バレー連盟副会長の堀川裕二さん(57、岡山)が来伯した。昨年に続き2度目で、更なる普及を図っている。
 盲人卓球で使用する金属球入りのピン球や専用ラケットを用い、ネットの下を転がしてラリーする。6人一チームの3回ラリー制というバレールールを採用することから、『卓球バレー』と名付けられた。
 74年から競技として誕生し、88年、京都国体と併催する全国障害者スポーツ大会の「公開競技(デモンストレーション)」という枠で、車椅子マラソンと同時に卓球バレーも紹介されたという。
 その当時に即全国定着とはいかなかったが、20年後の08年、車椅子マラソンが盛んな大分国体で、公開競技として復活した。これを機に協会設立となり、「今では3分の2の県が取り組むようになった」と日本での定着を喜ぶ。
 JICA事業でゴイアニアに派遣された園芸療法士を通じ、昨年来伯し、10月下旬から5日間で3都市5カ所を回った。指導以外にも競技の関する講義を行ない、リオ州立大学では後にブラジルパラリンピック組織委員長となる、アンドリュー・パーソンズさんとも面会した。
 「一部の人だけの障害者スポーツではダメ。より多くの障害者が、関心を持てなければ意味がない」。そんな彼の意向に沿い、卓球バレーにも大きな関心を寄せたという。「理解のある方は、この競技の素晴らしさにすぐ気付く」と自信を見せ、「パラリンピック本大会でもデモンストレーションとして紹介される可能性も」と希望を語った。
 今回の滞在ではすでに「こどものその」で約30人に指導を行なった。「日ごろスポーツしない方々が喜んでくれた。競技を始めれば障害も国籍も関係ない」と手ごたえを口にしている。
 27日までの滞在中、希望の家、APAE、リハビリ施設、リオ州大学などでデモンストレーション、講習会を行なう予定。「スポーツを嫌う人まで興味を持つ。日本でも各地で組織を構築している最中。障害者に国境はないので、ブラジル人にも理解を深めてもらいたい」と意欲を見せた。

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