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東西南北

 28日にポルト・アレグレで行なわれたブラジル杯のグレミオ対サントス戦で、近年問題視されはじめている黒人選手に対する人種差別発言が起こった。この試合でたびたび好守を見せたサントスのキーパー、アラーニャに対し、グレミオを応援する女性2人が「汚い匂いの黒人」と叫んだ後、観客の一部が「マカコ」と唱和し始めた。この試合はテレビ中継されており、女性が差別的な言葉を叫ぶ瞬間は画面にしっかりと映し出されていた。この女性はネット上で批判の的となり、勤務していた会社を解雇された。結果的には因果応報だが、こうした行為自体がなくなってほしい。
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 サンパウロ市で初のモノレール線となる地下鉄15号線が、きょう31日から、ヴィラ・プルデンテ駅とオラトーリオ駅のわずか2駅間のみだが開通する。この区間の運行は10時から15時で、しばらくのあいだは市民の訪問期間として無料運転となる。同モノレールは1千人の乗客が可能で、時速は最低でも35キロ。この両駅までの時間は90秒とかからないとか。全線の開通がいつになるのか全くわからないのは市民にとってもどかしいが、お試しあれ。
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 元下院議員で民主社会党設立メンバーの一人のジルセ・マリア・クアドロス氏(通称トゥトゥ、70)が28日、米国ロサンゼルスで肺気腫のため死去した。同氏は、軍政突入の3年前(1961年)の大統領で民政復活の年(1985年)にサンパウロ市市長に当選(~89年まで)した激動の政治家、ジャニオ・クアドロス氏の一人娘で、民政復帰時に期待されていた政治家でもあった。