県連代表者会議=来年の日本祭り準備進む=「日本政府からの支援確信」=テーマ「日伯120年の絆」

 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)の8月度代表者会議が先月28日、文協ビルの県連会議室で行われ、39人が参加した。冒頭、本橋会長が19日に訪日した際に行なった世耕弘成内閣官房副長官との面談の様子を報告した。同官房副長官は、安倍晋三首相来伯時に県連が提出した要望書の内容を把握しており、日本祭りや日本語学習を義務とした2年間の長期研修提案について話が出来たという。
 帰国後には梅田邦夫在伯全権大使、福嶌教輝在聖総領事とも面談して要望書について話し合ったことから、「日本祭りについては日本政府の顔が見える形で開催できる確信を得た」と述べた。
 続いて、山田康夫第18回日本祭り暫定実行委員(滋賀)が進捗報告を行った。会場となるイミグランテス展示場との契約は完了しており、開催日は来年7月24、25、26の3日間、テーマは「日伯120年の絆」に決定した。9月末にはパンフレットのデザインも完成予定という。
 またトイレ不足や出店レイアウトの変更など、会場の改装工事によって起きるであろう問題を指摘し、クレジットカード類の使用に支障が起きた問題と並んで対策を講じると述べた。
 会の終わりに広島県人会の大西博巳会長から、広島市で20日に発生した大規模土砂災害への義捐金協力の呼びかけが行われた。義捐金用の口座は現在開設中で、詳しくは同県人会(11・3207・5476)まで。
 前回の代表者会議で延期された6月度の会計報告も行われた。収入が1万3513・71レ、支出が1万279・46レ。3千234・25レの黒字だった。第17回日本祭りの会計報告については9月度代表者会議で報告される見込み。