オーリャ!

 県連代表者会議の終わり、木原好規副会長は「鈴木英敬三重県知事から短期滞在数次ビザ交付のお祝いメールがあった」と報告した。数次ビザとは、要は観光ビザの数次化のことらしく、期限内なら何度でも出入りできるようになる。
 昨年8月来伯の鈴木知事は、園田昭憲前県連会長から日伯間の査証免除の働きかけを懇願された。帰国後、中部圏知事会議、全国知事会議で数次ビザ交付の提言を採択させ、麻生太郎副総理、岸田文雄外務大臣、谷垣禎一法務大臣、古谷圭司国家公安委員長を訪ね、交付協力を要請した。
 三重県には本田技研工場があり、約1万2千人のブラジル人が居住している。県の産業に関わる部分もあるが、観光ビザは日系人とは関係なく、さらに幅広い交流を呼ぶものだ。1年でここまで出来るのか――とその行動力に思わず脱帽。(石)