東西南北

 サンパウロ市のバス、地下鉄で使用されている60歳以上向けの無料のビリェッテ・ウニコが、自動更新されることとなった。サンパウロ市が11日付の官報で発表したもので、既に有効だ。従来は新規発行や有効期間(1年)が過ぎたことによる更新、紛失などによる再発行を求める場合はその都度、SPトランス社が指定した窓口に書類などをもって出向かねばならなかったが、今後は指定窓口に出向くか、必要書類の認証つきコピーを郵送すれば登録が済み、後日、ビリェッテが郵送され、更新の必要はない。これはSP社が指定した窓口に高齢者の長蛇の列が出来ていることへの解消策だ。再発行の依頼は電話156で可能となるという。
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 サンパウロ州保安局は10日、6日に大サンパウロ市圏コチアで起こった4人の青年の射殺事件に関し、殺害を行なった軍警5人の一時的な職務停止を発表した。この5人は6日、車に乗っていた4人の青年たちを銃撃戦の末に死亡させたが、これに関し、車は盗難車で青年たちは銃を持っていたと主張している。だが、この件に納得のいかない住人たちが9日に抗議の意味をこめてラポーゾ・タヴァレス高速道でバスを焼き討ちにしていた。5人は軍警の再教育プログラムで研修を受ける予定だ。
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 10日の全国選手権、2位のサンパウロはブラジリアでボタフォゴと対戦し、点取り合戦の末、4―2で勝ち、試合のなかった首位クルゼイロとの勝ち点差を4に縮めた。最近絶好調のアレッシャンドレ・パトは2アシストに1得点を記録。14日の本拠地モルンビでのクルゼイロとの直接対決に弾みをつけた。