東大合気道部が初来伯=60周年記念演武ツアー

 東京大学合気道部が創立60周年を記念して約2週間の南米ツアーを挙行、16日に当地を訪れ、松柏大志万学院やサンパウロ総合大学(USP)法学部等で演武、交流を行っている。
 10年ごとに記念事業として海外遠征を実施しており、これまでに北米、韓国、東南アジア、欧州を訪れた。同部OBの木村秀雄教授(64、福岡)がアマゾナス州等でインディオの研究を行っているため、今回、初の南米訪問が実現した。部員6人はじめ関係者計12人が参加した。
 初めにペルーのクスコとリマ両市を訪れ、現地の日本人会や大学等で交流。このツアーのために1年半前からスペイン、ポ語を勉強してきたという池川晶貴さん(23、兵庫)は、「全然言葉が通じなかった」と笑いながらも、「合気道を見たことない人も関心を持ってくれた」と笑顔を見せた。
 キャプテンの岡祐司さん(21、東京)は「ペルーでは、世界中から来た旅行者も演武を見に来てくれた」と世界の人々との触れ合いを喜んだ。
 同部OBの堀下直人コーチ(42、福岡)は、「東大合気道部は剣術にも力を入れているのが特色。17日の正午からUSP法学部前で演武を行うので、ぜひ見に来てください」と呼びかけた。住所はLargo Sao Francisco, 95, Centro