東西南北

 サンパウロ州水道公社(Sabesp)のジウマ・ペーナ局長は24日、同公社に対するサンパウロ市議会の会調査委員会(CPI)からの召喚に応じなかった。同氏はそこで、サンパウロ市の水不足の問題に対して説明をするよう求められていた。欠席の理由は、喉頭にできた出来物の除去手術を受けたことに伴う15日間の休暇に伴うもので、休暇が明けるのは10月6日になるという。奇しくも休みは統一選挙の投票日まで続くこととなる。「選挙が終わるまでは話したくない」ということなのか。次のサンパウロ州知事が誰になるかで、同公社側の見解も変わりかねないようだが、どうなるか。
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 24日に行なわれたスペインのサッカー・リーグ、バルセロナ対マラガ戦で、マラガのディフェンダーでブラジル人選手のウェリントンがバルセロナの世界一選手、リオネル・メッシの両頬を右手でつかんでグラウンドに押し倒し、大きな話題を呼んだ。ウェリントンによると、これはメッシが彼に、「売春婦の息子」という、スペイン語、ポルトガル語圏でよく使う侮蔑語を接触プレー後に吐き捨てたからだという。メッシの暴言癖は以前から問題視されている。
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 24日から、サンパウロ国際映画祭(モストラ)と並ぶブラジルの大規模映画祭、リオ国際映画祭がはじまった。開催期間は10月8日まで。欧州映画を中心とした高級志向の映画ファンに人気のモストラに対し、リオ映画祭はオスカーのノミネートが有力視される話題作が集まる傾向が強い。この手の映画が見たい人は、この機会にリオまで行くのも悪くない。