サンパウロ友の会60周年祝う=二世多く参加し交流深める

 サンパウロ友の会(岡田俊子総リーダー)では8日、サンパウロ市リベルダーデ区の福井県文化協会で創立60周年記念会を開催した。リオ友の会の4人を含む64人が出席して節目を祝った。
 この日のためにパラナ州から佐々木治夫神父が駆けつけて講演した。40年以上にわたってブラジルのハンセン病撲滅に尽くしたその体験談に、参加者からは「ハンセン病についていかに偏見を持ち、無知であったか反省させられた」との声があちこちで聞かれた。
 各々が持ち寄った心のこもった一品を昼食に食べ、話が弾んだようだった。
 午後の各最寄の発表では、日本全国友の会で5年ごとに行っている「生活時間調べ」に参加したサンパウロ友の会会員の結果報告や、モジ最寄で行っている福祉活動について、エコを考えた色々な製作品の説明、全国友の会で大いに評価されてサンパウロ友の会でも勧めている鍋帽子の活用法などが発表された。
 初めて参加した二世のグループからは、重曹を使った家事の発表もあり、おたがいに学び合った。二世の参加も多くてポ語を使った発表もあり、終始和やかな雰囲気の中で記念会が進行し、無事に閉会した。
 岡田さんは「より多くの二世、三世の方にも、ぜひ友の会を知っていただきたい。興味がある方のご連絡をお待ちしています」と呼びかけている(連絡先=岡田11・2371・4708)。