東西南北

 3~7日にカタールのドーハで開催された水泳世界短水路選手権で、ブラジル代表は金メダル7個、銀メダル1個、銅メダル2個の大活躍で、メダル・ランキングで参加国中第1位となる快挙を成し遂げた。特にフェリペ・フランサは平泳ぎ個人の50、100メートル、メドレー・リレー三つの計5種目で金メダルを獲得する獅子奮迅の活躍で注目を集めた。個人種目だけ見ると、北京五輪金メダリストのセーザル・シエロは個人自由形で金と銅各一つ、女子背泳のエチエネ・メデイロスが個人50メートルで女子短水路初の金を獲得など、リオ五輪に向け絶好のアピールとなった。
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 フェルナンド・ハダジサンパウロ市市長は、あと少しで任期折り返しの2年目の終わりを迎えるが、公約に掲げた統合教育センター(CEU)は「20カ所作る」と約束したにもかかわらず、現時点でまだ、南部エリオーポリスに一つしか作っていない。CEUはスポーツやレジャーの施設もついた教育センターだ。また「定員を15万人分増やす」と宣言した保育園の増設もまだ28%しか増えておらず、幼児の空席待ちは2007年以来、最長だ。
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 サンパウロ市南部ブルックリンできわめて珍しい種のカエルが大量発生しているという。カリブ海のアンティル諸島原産のコキーコヤスガエルは、オタマジャクシを経ず、卵からカエルとなる。本来ブラジルにはいなかった種で、非常に小さいが鳴き声がうるさく、騒音の元になっている。推測では、このカエルを外国から仕入れた飼い主が捨てたか、植物について入ってきて増殖したのでは、という。