東西南北

 交通技術公社(CET)は9日、サンパウロ市の主要道路に設置してある400のカメラのうち、半分以上の216個に関して何らかの欠陥があると発表した。これらのカメラは、マルジナル・ピニェイロスやマルジナル・チエテなどに設置されている。これらのカメラが現状の交通渋滞などの状況を管制塔に送る映像は、CETの係員の判断にもつながる非常に大事なものだ。カメラの不備は以前から指摘されており、この11月に、CETは市の会計検査局から故障機を減らすための対策を行うよう命令も受けていた。CETによると、カメラの入札は5カ月間行われていないとか。まず第一に、市民の安全を考えてほしい。
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 サンパウロ市中央部にあるルーズヴェルト広場近隣の住人たちが、同地から夜中に聞こえる騒音に次々と苦情を申し立てている。騒音の主はスケートボードをする人たちだ。同広場には先月末、スケートボード用の練習場が出来たが、彼らは規定の練習時間外に、練習禁止区域の大広場で練習を行っている。しかも騒音のピークはほぼ毎日夜10時とか。「練習場へ行っても混んでいるからね」とスケーターたちは語っているが、市の対処が必要なようだ。
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 今期の全国選手権で振るわなかったパルメイラスだが、その改革の目玉として、編成部長にアレッシャンドレ・マットス氏が就任することが確実視されている。同氏は2012年にクルゼイロのチーム編成部長に就任すると、絶妙な補強で同チームを翌年から2年連続で全国選手権制覇というブラジル一の強豪にし、注目を浴びている人物だ。