東西南北

 サンパウロ州海岸部へ向う高速道に、ここ2カ月間で87機の監視用レーダーが取り付けられた。1年前は16機のみだったが、これまでは皆無だったリオ~サントスとタモイオス、オズワルド・クルズにそれぞれ、38機と17機、2機が新設されたのをはじめ、パードレ・マノエル・ダ・ノブレガに26機、モジ~ベルチオガに3機増設された。「運転手にはくれぐれもスピードを守っていただきたい。我々としては交通事故の犠牲者を減らしたい」とサンパウロ州交通局のクロドアウド・ペリシオーニ局長は語っている。また、路肩を使った危険な追い越しは957・70レアルの罰金に7点の減点など、道路交通法も厳しくなっている。
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 7月に緊急医療室が28時間停止になるなど、財政難が深刻視されているサンパウロ市のサンタカーザ病院が18日、既に予約されている検査や診療、手術をしばらくのあいだ差し止めると発表した。予約済みの検査や手術などを実際に受け付けるのは病状が重いと判断される患者のみで、軽いと判断した場合は、無期延期となる。これにより、月々4千件の手術、3万1千件の診療、15万件の検査に影響が出るという。同病院の負債額は8億レアル以上に膨れ上がっているというから心配だ。
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 サンパウロ市のモノレール線15号線が、きょう20日より、午前9時から午後2時まで毎日運行されることになる。同線は地下鉄2号線のヴィラ・プルデンテ駅と接続するが、当面は同駅とオラトーリオ駅の2駅のみ。現在はテスト運行のため、2駅間の乗車は無料だが、2号線に乗り継ぐ場合は料金を払う必要がある。