東西南北

 暦の上では21日から夏となったブラジルだが、この日、サンパウロ州では平均で30・9度を記録する暑さとなり、体感温度は38度に達したという。この原因としては、19日に強いにわか雨をサンパウロ市に降らせた低気圧が、強い高気圧によるブロッキング現象にあい、予報されたような雨を降らせることが出来なかったことがあげられるという。また、雨が降らず記録的な高温が続いているリオでは、気温が39・1度まで上昇、体感温度は55度に達したという。予報によると、南伯に強い雨を降らせた低気圧が22日の夜にサンパウロ州に到達するため、クリスマスにかけて強い雨が降るという。降れば州民にとっての絶好のプレゼントだが。
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 ダッタフォーリャの調査によると、サンパウロ市生まれの人は、他の地域の人から、自己中心でやきもち焼き、プライドが高いと思われていることが判明した。サンパウロ市を除くブラジルのあらゆる地域に住む人を対象に行った調査によると、「サンパウロ市生まれは自分たちが他の地域より優れていると思っている」と見ている人が39%いた。また、「サンパウロ市生まれは他の地域をうらやましく思う」も20%の人が賛同した。サンパウロ市生まれは他の地域の人より働き者と思う人は減っている。
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 ドイツのバイエルン・ミュンヘン在籍時の2011年、自宅に放火した罪で実刑判決を受けていたブレーノが、刑期を終え、古巣であるサンパウロFCに再入団することになった。同選手は2007年、18歳のときにサンパウロでレギュラーとなり優勝に貢献、将来を有望視されていた。幸いにも、まだ25歳。古巣での復活はなるか。