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 スザノ・イペランジアホームで行なわれる来年のダリア祭りでは、従来の3千本に加え、新種のダリア1千本が鑑賞できるそう。援協定例会での発表によると、15日に逝去した押切フラビオ山形県人会長が母県から持ち帰った45個の球根を、同ホーム運営委員の武吉七郎さんがなんと1千個まで根気よく増やしたのだとか。同会長がテープカットに出席できないのが残念だが、〃形見〃のダリアを満開に咲かせることが何よりの手向けになりそうだ。
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 在聖総領事館がジャパンハウスについて、一般向けに意見交換会を行なった。会合ではコロニア関係者から、「ずさんな体制の文協に、ジャパンハウスの運営は任せられない」といった発言もあったよう。文協役員がそれらを否定し、弁明する場面もあったとか。話題が反れ、無駄な時間だとヤキモキする関係者もいたようだ。
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 また在聖総領事館は同施設の設立に向け、独自に開設地選定などの調査を進めている。場所などは結局、運営団体が決めるものだが、総領事館の調査結果が日本政府による委託業者選定の指標となるようだ。ジャパンハウスを然るべき場所に構え、一過性で終わらない運営体制を築くためにも、十分な調査や日系団体からの期待などを、日本側にしっかり伝えてもらいたい。