ピラルクー愛好会が表彰=水産業の功労者2人に

 ブラジル・ピラルクー愛好会(平崎靖之会長)の推薦により12日、羽藤ジョージサンパウロ州議がニッケイパレス・ホテルにおいて、水産省で活躍する佐羽内ルイス戦略・制度関係部長、ピラルクーの養殖家・鴻池龍朗さんに表彰を行なった。

左からACALの池崎博文会長、鴻池さん、羽藤州議

左からACALの池崎博文会長、鴻池さん、羽藤州議

 久保エジソン漁業インスチチュート代表(農務局の管轄団体)、桂川富夫・文協農業関連交流委員会会長、JICAの村上ヴィセンテ総務・企画調整班長、ヴァウジール・ルイス・バルボーザ・エンブー市観光局長、池田リュウゾウ少将ら約30人が出席し、二人の貢献をたたえた。
 同愛好会では、鴻池さんがサンパウロ市での養殖に成功したピラルクーの日本食店普及に取り組むなど、水産業における日伯の連携強化に力を入れている。「すごい加工技術を持っている日本と組めば、この国の水産業はもっと発展する」と平崎会長の鼻息は荒い。
 佐羽内さんも来年1月に訪日を予定しており、「水産業にもチャンスが出てきたので、出来ることは協力したい」と前向きな姿勢を見せているという。
 平崎会長は「もっと二国間の協力関係が強まれば。これからが楽しみ」と期待を寄せた。