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 ブラジル日本交流協会(二宮正人会長)の今年度研修生3人が21日、サンパウロ州グアララペス市(以下グ市)日本人会の忘年会に初めて参加した。同協会の研修生は、東日本大震災を契機に、姉妹都市である宮城県名取市とグ市の交流事業に積極的に携わってきた。これまでも親書交流のために毎年グ市を訪れていたが、忘年会には初参加。研修生らはカラオケ大会にも参加し、「来訪を喜んでくれてとても嬉しかった。忘年会を通じて見えたグ市の姿を名取市にしっかり伝えたい」と今後の親善活動に意欲を見せた。
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 滋賀県愛荘町のブラジル人学校「サンタナ学園」と地元のボランティアグループ「さざなみ」が20日、恒例のクリスマス会を行った。同学校は、07年のリーマンショック以降存続が危ぶまれたが、教師の給料半減や古紙、ダンボールの集め売り、給食の野菜を生徒と育てるなど運営努力を続け、2010年には特定非営利活動法人として認定された。産経新聞によればクリスマスプレゼントを受け取った子供たちは、お礼にサンバを披露するなどして楽しい一時を過ごしたという。
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 東洋街へ買出しに出かける読者はすでにご存知だろうが、リベルダーデの日系スーパーに並ぶ白米の値段が、最近になって上がっている。30~32レだった弥勒米が、37レ以上になった。紅葉や銀といったお値打ち銘柄も、もれなく30レ前後に。5レアル近い急激な値上がりには困ったもの。価格競争が生まれればとも思うのだが。