大耳小耳

 銀婚式や金婚式はよく聞くが、ダイヤモンド婚式ともなると珍しい。他にもあるのかと調べたところ、こうした結婚記念日の呼称はイギリスで生まれ、1年目は紙婚式、2年目は藁婚式、3年目は皮婚式と徐々に硬く高価になってゆき、75周年目にはプラチナ婚式となる。呼称一覧で気になるのは8周年目の電気器具婚式。一説によれば新婚時に買った電化製品の寿命がこの時期に来ることに由来しているという。納得いくようないかないような…。
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 2014年10月にバンクーバー国際映画祭で観客賞を受賞し、12月の国内上映以降順調に興行成績を伸ばしている「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督)。戦前バンクーバーに実在したリーグ最弱の日系人チームが、機動力を生かした野球と絶え間ない努力により、勝ち星を重ね白人リーグで優勝した軌跡を描いた物語。「朝日」は、当時差別に打ちひしがれていた日系コミュニティにとっての希望の星だったという。2年前のWBC本選で28人中11人の日系人で挑むも日本、キューバに惜敗したのが記憶に新しいブラジル代表。2年後のWBCでは勝利の「朝日」を拝めるだろうか。今後の活躍に期待したい。