金沢市の魅力をポ語で=JICA研修員 佐藤さんがサイト開設

 JICA日系研修員として昨年10月から3カ月間、石川県金沢市を訪れた佐藤フランシスコ紀行さん(58、三世)=聖市在住=が、ポ語で金沢を紹介するサイト(www.kanazawa.net.br)を開設した。同市の魅力をポ語圏に伝えようと、張り切っている。
 ブラジル漫画協会(ABRADEMI)の創始者の一人で、本や雑誌類の編集・出版、日本文化を紹介するサイトの運営を行う。漫画による日本史紹介本『Historia do Japao em Manga』など著書もあり、日本文化の伝承に熱心だ。
 研修中は金沢大学国際機構留学生センターに通い、輪島漆塗りや加賀友禅など伝統工芸を体験、同大の授業にも参加して日本文化や歴史研究に取り組んだ。研修中、ポ語で金沢を紹介するガイドブックやサイトがほとんどないことに気づき、開設を思いついた。サイト開設のニュースは地元の北國新聞でも取り上げられた。
 同地で「一番感動したのは雪景色」という佐藤さんは、「雪は見たことがあったけど、大雪は迫力があった」と振り返る。バブル景気時代に初訪日した時と比べて、「東京はマクドナルドやアメリカのブランド店が減って、すし屋やうどん屋が増えていた。日本人が日本の魅力を再発見し、前より大事にしていて、もっと日本らしくなった。とくに金沢市は伝統を次世代にも伝えようと努力していた」と感想を語った。
 こうした体験を詰め込んだサイトはタイトルを「KANAZAWA – Aqui, o Japao e mais Japao」(金沢-ここでは日本はもっと日本的だ)とした。「サイトはずっと更新し続けるつもり。ブラジルから日本へ観光に行っても、金沢まで行く人はほとんどいない。良い所だと宣伝しなくては」と意気込んでいる。