大耳小耳

 伯将棋連盟総会の会計報告では支部の存在が焦点となった。全盛期には全伯各地域に30余の支部が存在し、年会費を納めていたが、近年その大多数の支部から支払いが行われていないとか。会員からは「支部に会計報告書を送って欲しい。年会費の使途がわからないから払わない所もある」との意見が上がり、連盟は会計報告書の配布を即時決定した。しかしその一方で「支部には既に年会費を支払う能力が無い」「果たして今も活動している支部がどれだけあるのか」との意見も。山田孝由新会長には起死回生の〃一手〃が期待されている。
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 昨年刊行された道クルツラルの高橋ジョー代表著『居酒屋』(メリョラメントス出版)が、〃料理本のアカデミー賞〃こと「グルマン世界料理本大賞」で、ブラジル内の「ベスト和食本」「ベスト料理写真本」の2部門にノミネートされた。高橋代表は一昨年も和食本『A Cor do Sabor』(同出版社)を刊行し、同大賞の和食本部門で世界2位に輝いた。今年の最終選考は6月9日、中国烟台市で行われる授賞式で発表予定とか。今年こそ1位の座獲得なるか?!
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 セレソン前監督のルイス・フェリペ・スコラーリ氏(通称フェリポン)が日本代表監督の後任に急浮上していると「日刊ゲンダイ」が報じた。メキシコ人のハビエル・アギーレ現監督は、大陸王者を決めるアジア杯で無念のベスト8(前回優勝)に終わった。さらにスペイン時代の八百長疑惑もあって周辺が騒がしく、サッカー協会は後任探しに動いているとも。ブラジルW杯で惨敗したフェリポンだが、ジュビロ磐田の黄金時代前に礎を築いたという実績もある。日本サッカー界の救世主は今も昔もブラジル人?