東西南北

 24日、フランスのアルプス山麓で乗客、乗員計150人搭乗の旅客機が墜落し、世界的な惨事となったが、同機搭乗をあきらめて難を逃れたブラジル人がいる。スペインのバルセロナ在住のラファエル・レベロさんは、墜落したジャーマンウィング社のエアバスA320―11を利用し、ドイツのケルンで行われる会議に参加しようとして予約も取っていたが、搭乗券を買おうとした際の価格が上がっており、移動時間にもゆとりがないために別便に変えた。24日はラファエルさんの母親の誕生日で、バルセロナ訪問中の母親は「便変更で助かった」と聞き、「すごいプレゼント」と胸をなでおろしたという。
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 サンパウロ市市警は24日、22日未明に北部ブラジランジアでタクシー運転手ヴァンデルレイ・ペレイラ・ヌーネスさん(52)を殺害した容疑で、20歳の販売員を逮捕した。夫婦1組を乗せて運転中だったヌーネスさんに車に乗った2人組が近づき、頭を撃って死亡させたもの。同容疑者は数日前から、運転していた車の同乗者が銃弾を持っていたり、軍警に追われたバイクから転落するなど、不審な行為が見られていた。容疑者は関与は認めたが、殺害そのものは否定している。
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 今日26日はサッカーブラジル代表(セレソン)の今年初となる公式戦、フランス代表との親善試合が敵地パリで行われる。この試合の模様は午後5時から、グローボ局を通じて生放送される。この試合では故障のジエゴ・タルデッリに代わり、ロベルト・フィルミーノがネイマールと2トップで先発するなど、見どころも多い。