パラナ=第42回使節団訪日中=総領事公邸で送り出し会

 西森ルイス下議が団長を務める第42回パラナ日伯友好経済使節団が日本に向けて出発するのに際し、3月30日、在クリチーバ総領事公邸で送り出しの昼食会が開かれた。使節団の参加者、関係者ら約30人が出席した。
 池田敏雄総領事は、「日本とブラジル、兵庫県とパラナ州の外交、経済、文化交流の強化、そして姉妹都市関係の交流が一層進むことを期待している」と伝えたほか、参加者の企業家らにビジネスの成功を祈った。
 西森下議は「使節団の運営は日系社会の支援を受けて続けてこられた」と感謝し、「経済交流ではパラナ産品の日本への売り込みに努めたい。また、今年は日伯外交関係樹立120周年、兵庫県パラナ州姉妹州県提携45周年、パラナ入植百周年を祝う使節団としたい」とあいさつした。
 使節団参加者は25人。今年は日伯外交関係、兵庫県パラナ州姉妹州県提携の節目の年を祝い、日伯外交関係樹立120周年パラナ州記念事業実行委員会の山脇ジョルジ委員長と兵庫県ブラジル事務所の山下亮所長も参加した。
 また、クリチーバ大都市圏サンジョゼ・ドス・ピニャイス市のルイス・カルロス・セチン市長、兵庫県淡路市と姉妹都市提携のあるパラナグア市のエジソン・ケルステン市長も参加し、兵庫県の各都市と交流を図る。
 使節団は今月7日に日本へ向けて出発し、東京、愛知県豊橋、兵庫県神戸、淡路、姫路、加古川市など各地で知事、市長らの表敬訪問を行うほか、北京を視察して22日にブラジルに帰国する。