東西南北

 サッカーのリベルタドーレス杯は22日にグループ・リーグ選の日程を終え、決勝トーナメントに進出する16チームが出揃った。昨年はサンパウロ州のクラブの参加がなかったため、同州での盛り上がりに欠けた大会となったが、今年はコリンチャンスとサンパウロが勝ち進み、ブラジルから参加の5チーム全てが16強入りした。決勝Tは5月7日からで、コリンチャンスが比較的楽なブロックに入ったのに対し、サンパウロはいきなり昨年の全国選手権覇者のクルゼイロと当たり、勝ち進んでもアルゼンチンのボカ・ジュニオルズとリーベル・プレートという同国きっての伝統カードの勝者と当たる苦しい展開となっている。
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 22日18時頃、チリ南部でカルブコ火山が1972年以来となる大噴火を起こし、チリに混乱をもたらしている。火柱は数キロの高さに及び、噴煙が巨大なきのこ雲を形成するなどして、影響が広範囲に広がっているため、チリ政府は近隣の住民1500人に対する避難を勧告、23日現在も対処に追われている。首都サンチアゴから1千キロのところにある同火山は同国の観光地としても知られているが、この噴火でチリや隣国アルゼンチンの航空会社では航空便のキャンセルが相次いでおり、要注意だ。
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 26日に放送開始から50周年を迎える国内最大手のグローボ局だが、23日未明、同局の看板ディレクターのロベルト・タウマ氏がリオの病院で多臓器不全のために亡くなった。65歳だった。同氏は「サラマンダイア」「セウヴァ・デ・ペドラ」などノヴェーラの名作を手がけていた。