観光業見本市、サンパウロ市で開催=レジストロ産の茶も紹介

 サンパウロ市エキスポ・センター・ノルテで4月22日から3日間、観光業界における最大規模の見本市「南米ワールド・トラベル・マーケット(WTM)」が開催され、お茶アドバイザーの今里ディズニーさんらがレジストロ日系農家のお茶を出展した。
 WTMはロンドンで30年以上続く世界最大級のイベント。南米版は3回目で、南米各地が自身の見所をアピールする場となっている。1300の企業が出展、旅行業関係者1万5千人以上が集い商談を行った。
 今里さんらはサンパウロ州観光案内局の招待を受け、天谷工場の「天谷茶」と、島田梅さんが昨年発表した新銘柄「おばあ茶ん」の試飲を行った。
 同氏は「試飲したブラジル人たちは、『え! ブラジルでできたお茶?』と珍しがり、観光ガイドのジュアン・カルロス・バスアトさんも『レジストロのお茶は素晴らしい』と言ってくださった。私達のお茶を味わい喜んでいただけることは、なんともいえない喜びです」と反響を喜んでいた。
 また、「買い手は見つからなかったが、南米のヨーロッパやモナコと呼ばれるチリ、ウルグアイの市場に期待したい」との見通しを語った。