大耳小耳

 昨年6月には8日間、ウバツーバ市中学校の生徒12人が、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)に訪問する機会があり、諸見里市長は「とても良くしてもらったと聞いている。日系としてとても誇りに感じている」と強調した。05年に創立されたという日伯協会は実は〃再興〃。同地の日本人会は60~70年代に盛んだったが、デカセギブームが起きた90年代以降にいったん火が消え、移民100周年を前に二世が作り直したのだとか。地方でも日系の新しい流れが生まれているようだ。
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 日本食店数の増加に伴う料理人需要の高まりを受け、SENACがサンパウロ州フランカ支部で初の日本食講座を開催する。サンパウロ市など大都市部ではあったが、地方都市でも需要が高まってきたようだ。プラット・ケンチ(6月6日開始、全9時間/ホットロール、天ぷら、焼きそば等)とプラット・フリオ(18日開始、全20時間/魚の切り方、寿司等)の2コースで、いずれも短期間の簡易講座。支部の詳細は(Rua Alfredo Lopes Pinto, 1345 – Vila Teixeira、サイト=www.sp.senac.br)。それにしても日本食の裾野の広がりは喜びたいが、こうした講座の卒業生が〃プロ〃を自認するのだろうか・・・。