東西南北

 12日、欧州チャンピオンズリーグ準決勝バイエルン・ミュンヘン対FCバルセロナの第2試合でネイマールが2得点を挙げた。試合は2対3で敗れたが、第1試合を3対0で制していたので合計5対3で勝利、6月6日の決勝に進出する。困ったのは同月11日開幕のコパ・アメリカを控えるセレソン・ドゥンガ監督だ。規定では開幕2週間前に全ての選手は代表チームに戻らなければならないが、欧州チャンピオンズリーグ決勝だけ特例が認められた。エースの疲労が気がかりだが、メッシ、マスチェラーノを抱えるお隣亜国も同じ。両国はハンディを乗り越えられるか。
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 12日、一匹のセントヒューバート犬がサンパウロ市議会で表彰された。行方不明者捜索や犯罪捜査に活躍し、引退間近の犬の名前はブルーノだ。8歳のブルーノは、1月にサンパウロ市で発生した米国人でディヴィド・ベンジャミン・ソマー氏殺害事件の捜査にも参加していた。ブルーノは市民団体で訓練を受け、救助や警備、爆発物発見、行方不明者捜索などに参加、昨年からは警察の捜査にも協力していた。感謝状贈呈の提案はネット・ロドルフォ市議より出されていた。
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 サンパウロ市市議会が12日、デング熱を媒介する蚊のボウフラの発生を防ぐため、閉鎖された家や家人が調査を拒否する家に兵士の立ち入りを認める条例案の第1回投票を行った。サンパウロ市では4月から、デング熱が流行している北部を皮切りに、保健局職員や兵士による家屋の巡回訪問が始まったが、住民の協力が得られず調査できない家が残っていた。同条例はもう一度承認後、市長裁可となる。