外交120周年=ロリータと共にお茶会を=ミミ・パーティ初開催

 お洒落に着飾ってお茶とケーキを頂こう―。日本大衆文化から生まれたお姫様スタイル「ロリータ・ファッション」愛好家と共に楽しめるお茶会「第1回ミミパーティ」が、来月14日に島根県人会(Rua das Rosas, 86、プラッサ・ダ・アルヴォリ駅から徒歩5分)で開催される。
 主催するのは〃ブラジルかわいい大使〃の松田明美さん。年2回愛好家を集めて開催してきた「お茶会」を一般公開し、ロリータ文化を広く発信する。午前10時から午後7時まで。
 服装、アクセサリー、メイク、ネイルなど、ロリータに変身する各種技法をプロが手ほどき(服の販売もあり)。日本食店「藍染」の清水テルマシェフによる「かわいいお弁当」実演、キッコーマン社による「うまみ」紹介と醤油刺しのプレゼント、お茶文化講座、和久田ビビアネさん(サンパウロ市ベラ・ビスタ区の洋菓子店「Sweet Deli」パティシェ)による日本式洋菓子紹介、風呂敷ワークショップなど多彩な日本文化プログラムが用意されている。漫画家マウリシオ・デ・ソウザ氏制作のキャラクターたちも参加予定だ。
 松田明美実行委員長、中村マリアーニ委員が来社し、「老若男女、誰でも大歓迎。自由なファッションでお越しください」と来場を呼びかけた。
 前売り券は24レアル、当日券は32レ。学生は半額、65歳以上は無料。入場料の半額は「こどものその」「CASA HOPE」(小児がん支援センター)に寄付される。また、施設の子どもたち用に本の寄付も受け付ける(日ポ両語可)。
 入場券の予約および詳細はサイト(www.mimiparty.com.br)まで。

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 松田明美さんが主催する「ミミ・パーティ」は、日本大衆文化の一角をなす「カワイイ文化」をテーマとした当地初のイベント。毎年6、12月に行われるロリータ・ファッション愛好家のたためのお茶会「インターナショナル・ロリータ・デー」を規模拡大し、一般向けに開催される。同茶会は2004年に米国で始まり、全世界同時に行われている国際行事で、欧米やアジア諸国のほかメキシコ、チリ、アルゼンチンなど中南米にも波及しているとか。「最近お洒落は面倒で…」という人も、この機会に一つ洒落込んでみては?