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 日系の各種イベントも議員割り当て金が見込めないことから開催可否が再検討されているが、連邦政府は緊縮財政に加え、免税を取りやめるなどして実質的に増税を図っている。そのあおりで6月祭の季節だが、今年は例年以上に〃重苦しい祭り〃になりそうだ。サンパウロ商業協会(ACSP)は、同祭でよく販売される主な食料品や商品を例に出し、税金の高さを非難する。アーモンドは36・5%、カンジッカは35・3%、ワインは54%、花火に至ってはなんと約60%もが税金として連邦政府に吸い込まれていく…。同協会のアレンカー・ブルチ会長は「ブラジルの課税は限度を超えた」と苦言を呈している。