【特集広告記事】=INB=真木柚布子チャリティショー=新境地 演歌ミュージカル=日舞、演歌、芝居で見せる=北川会長「ぜひ本物を見て」

 新境地「演歌ミュージカル」をブラジルで初披露――ブラジル日本アマチュア歌謡連盟(INB、北川好美会長)は日伯外交120周年記念の一環として、日本の有名歌手・真木柚布子チャリティショー(石井彩子(せいこ)実行委員長)を8月23日正午と午後4時の2回、ブラジル日本文化福祉協会の大講堂で開催する。日本アマチュア歌謡連盟本部(東京、竹本雅男部長)の派遣。パラダイス・リゾート・ホテル(堀井文夫社長)と藤瀬圭子事務所が協賛。

三味線を弾きながら歌う真木柚布子さん

三味線を弾きながら歌う真木柚布子さん

 真木柚布子さんは16歳から始めた日舞、大人気の劇団「四季」仕込みの本格的な演技、そしてデビュー24年のキャリアを持つ演歌歌手という魅力をもち、この三つをミックスさせた独自の「演歌ミュージカル」が目指す境地だという。
 つまり、歌って、踊って、芝居をするひとり3役の彼女の存在は、日本の演歌界でもひときわ異彩を放っている。真木さんは海外でも中国、ハワイなどで公演しているがブラジルは初めて。
 出演映画には『エデンの海』(東宝)、テレビでは『銭形平次』『Gメン75』『暴れん坊将軍』『特捜最前線』『熱中時代』『遠山の金さん』『大奥』『必殺仕切り人』『土曜ワイド劇場』など数え切れないほど登場している。
 コロニアのカラオケ大会でも、彼女の持ち歌である「愛をありがとう」「美唄の風」「雨の思案橋」「大阪マンボ」「酒とバラ」「ふられ上手」などは頻繁に歌われるナンバーだ。女の執念を描いた最新の話題作「夜叉」も好評を博している。
 北川会長は「真木さんの歌はしょっちゅう歌われますが、意外と本人の顔は知らない。この機会にぜひ皆さんに本物を見て、その凄さを堪能してほしい」と来場を呼びかけている。

加藤テレーザさん、広瀬マリオさん、北川会長、石井彩子実行委員長、呉屋幸子さん

加藤テレーザさん、広瀬マリオさん、北川会長、石井彩子実行委員長、呉屋幸子さん

 当日はブラジル公演のために作った「はっぴーサンバ」のほか、戦後70周年記念・一人芝居「九段の母」なども披露される予定で、石井実行委員長も「真迫の演技で観衆の涙をしぼること間違いなし」と強くお薦めする。多くの小道具や衣装を持ち込んで、本場そのまま、日本と同じ公演を繰り広げるという。
 そのほか、三味線の弾き語りに日本舞踊、美空ひばりのメドレーなどが2時間にわたって繰り広げられる。幕間には藤間流日本舞踊学校の友情出演する。
 協力券(50レアル)はガルボン街191番「ひまわり」で発売中。問い合わせは北川好美さん(11・97530・9683)、藤瀬圭子さん(11・3148・1482)、石井彩子さん(11・98714・0444)、岡崎カルメン(11・4796・3953)まで。
 チャリティショーとして、必要経費を除いた余剰金はサンパウロ日伯援護協会と救済会に寄付する。

真木柚布子さんのあいさつ=ブラジルの皆様へ=2015年6月10日

真木柚布子さん

真木柚布子さん

 ブラジルの皆様、歌手の真木柚布子と申します。
 このたびは日本ブラジル外交関係樹立120周年誠におめでとうございます。この120年という長い歴史は、移住された皆様の100余年のご苦労とご尽力があってのことだと思います。
 改めて、そのブラジルと日本両国友好の歴史の主役であり続けた皆様に心よりのお慶びと感謝を申し上げます。
 そして、その記念となる年にブラジル日本アマチュア歌謡連盟様のお招きで、堀井文夫様はじめ多くの方々のご協力の下、来る8月23日に120周年を記念した日伯文化交流イベント『真木柚布子チャリティー・コンサート・イン・ブラジル』を開催していただく運びとなりました。
 これは今年歌手デビュー27年を迎えます私にとりまして初めてのブラジル公演であり、これからの活動を考えるうえでも大きな励みになります。
 コンサートでは皆様が良くご存知の歌はもちろんですが、バラエティーに富んだ内容でお楽しみいただけますよう、私が16歳で女優としてデビューして以来、歌、日本舞踊、三味線などいろいろな芸事に挑戦してまいりましたすべてを織り交ぜたステージをごらんいただければと考えております。
 『歌を語り、人生を演じ、儚さを舞う』という私の大切なテーマがありますので、コロニア文化の桧舞台でもあるブラジル日本文化福祉協会の舞台に立たせていただくことに感謝の思いを込めて、私なりに精一杯のステージを勤めさせていただくつもりです。8月23日は、ぜひ会場まで足をお運びいただきますようお願い申し上げます。
 日本からのご挨拶となりますが、多くの皆様とお会いできることを楽しみにいたしております。