これで解決・沖縄基地問題=かんばらひろし

 沖縄が基地移転の問題で揉めています。 
 政府側は「ヘノコ移設は慎重検討の結果決まったものだ。これは沖縄県(前知事)も承認している。計画通り推進する」としており、一方、オナガ現知事は「沖縄県内建設絶対反対。これは選挙で示された県民の意思だ。建設を阻止する」としております。
 政府としては日本国の防衛という面からも、米国との国際協約の面からも、今また方針変更は出来ず参っています。合意は進みません。ただ、これは私共ブラジルに居る者から見ると「あっちやこっちや訪問して声明合戦。それで一歩も解決に進んでいない。何とだらしのない」と見えます。
 成田空港建設でも、始める時は「絶対反対派」が居て戦場のような騒ぎがあり、両者が大きなエネルギーと費用を使いました。でも今何千万、億の人が利用している平和な空港から見ると、「何とバカな、無駄なことをしたもんだ」と思わされます。この悪例を繰り返さないよう、平和な解決が求められます。
 で、以下が私の解決策です。皆様も一緒にご検討下さい。即ち、政府と沖縄県(知事)はわが国の国益と国民の幸福を至上命題として、腹を割って話し合いをする。
 『国は「ヘノコ沿岸部に飛行場を建設し、ここにフテマ飛行場機能を移す。飛行場の跡地は沖縄県に返す」沖縄側は「既に県としては計画を承認しているので、今回は建設に協力する。但し、軍用基地設置は今回を最後とし、今後の国の新規計画策定には地元県民の意向を十分に尊重し、同意の上で実施することを条件とする』と共同で宣言するのです。
 こうすれば国としては防衛政策に欠落も来たさない、米国との協約にももとらずに済みます。沖縄のオナガ知事ほかも選挙で示された民意を十分に国に伝達、反映さしたことになり、分り易く言えば「カオ」も立つことになります。
 勿論、建設や工事に伴う地元民、県民の便益、福祉に十分な配慮をすることを忘れてはなりません。ベストの解決策はこれです。無駄な争いは止めて早く実行しましょう。(JUNE/15)