日本会議=矢野敬崇氏招き講演会=「日本人の誇り」語る

 ブラジル日本会議(徳力啓三理事長)が14日、講師に矢野敬崇氏を招いた講演会「日本人の誇り」を県連講堂にて行い、60人が集まった。
 矢野氏ははじめに、自身がかつて会長を務めた汎米日系人協会の運営する「汎米日系人大会」の様子や、そのスローガンである「移住国の良い市民となる」や、「先祖の文化に学び、各国の市民としての人材を育成する」という目標について説明した。
 次に自身の人生を振り返り、「渡伯当初は、ブラジル人と比べて身体の小さな日本人という存在に劣等感を覚えていた」と当時の心情を吐露。しかし自身の信仰する「生長の家」の教えを知ったことで、価値観が変化したという。
 その後、各方面で活躍する日本人と出会ったことで「あらためて日本という国のすばらしさを知り、日本人として誇りを持てるようになった」と語り、参加者の関心を集めていた。
 矢野氏はサンウェイ・フレコン製造販売会社の社長を務める傍ら、汎米日系人協会ブラジル支部代表や大分県人会長などを務めている。