日本祭り=「三重県の魅力感じて!」=『阿修羅』の忍者ショー=特産品展示、観光案内も

 『第18回日本祭り』参加のため、三重県(鈴木英敬知事)から職員3人と同県伊賀市に本部を置く忍者集団「阿修羅」の4人が来伯した。同県では観光客誘致を目標に海外展開を行なっており、D13ブース(アキバスペース近く)で県の魅力を伝える観光案内を行なう。迫力満点の忍者ショーも必見だ。

 同県ではブラジルとの交流を強化しており、2013年には同県移民100周年やサンパウロ州との姉妹都市提携40周年等を記念して、鈴木知事が来伯している。また、在日ブラジル人が鈴鹿市や四日市市に多く居住するなど関係が深い。
 設置されるブースでは、今回の訪伯のため制作されたポ語の観光パンフレットや、観光資源をポ語で解説する動画の上映等を行なう。また物産展示会として、名産の伊賀市の日本酒「半蔵」や四日市市の「冷麦」「伊勢茶」、志摩市の「かつお節」等の試食・試飲会も併せて行ない、視覚、味覚で県の魅力を存分にアピールする。
 来社した県国際戦略課の山内伸晃さん、大平和輝さんは、「日系人の方々はじめ広い層の方々に魅力を感じて頂き、三重県を訪れていただければ」と意気込む。
 サンパウロ州からの国際交流員として同県多文化共生課に勤務する薩川レオさんは、「伊勢神宮はもちろん、遊園地や美食、どんな方でも楽しめる観光資源を案内したい」と語り、ブースでポ語の案内に対応する。
 忍者集団「阿修羅」の4人は会場メインステージ等で手裏剣や二丁鎌を用いた迫力あるパフォーマンスで会場を盛り上げ、またブース内での写真撮影にも応じる。
 忍者集団の代表の角田才蔵さん(43、東京)は、「日々鍛錬を重ねる本物の技を体感してほしい。見所は全てです」と自信を覗かせた。
 詳しいショーの日程は次の通り。▼土曜、昼0時10分(メインステージ)、午後3時5分(盆踊り会場)。▼日曜、午前11時10分(盆踊り会場)、午後1時50分(メインステージ)。

【コラム 大耳小耳】

 「阿修羅」は先月イタリアで開催中の「ミラノ国際万博」の日本館でも、同様に忍者ショーを披露し、大喝采を受けたようだ。他にも世界中で公演を行なってきたようで、当地でも多くの歓声があがることは間違いなさそう。しかし、同じような忍者集団は日本に数多く存在するらしく今回来伯した面々も「阿修羅」東京支部ということらしい。「職業・忍者」は2015年でも珍しくない!?