日本館修復資材が到着=中島工務店、年末に作業へ

日本館まで運ばれたスギとヒノキ

日本館まで運ばれたスギとヒノキ

 外交120周年の特別事業となっているイビラプエラ公園内の日本館改修に際し、工事に使用される岐阜県産のスギとヒノキが6月17日、ブラジルに到着した。材木は約1カ月かけ名古屋港からサントスへ輸送され、3台のトラックで日本館まで運ばれた。
 工事は11月、中島工務店(本社岐阜県)により実施される。家屋や寺社の建築・修復に長年携わる同店は、移民80周年の1988年、98年、2013年と3度に渡りボランティアで修復作業を請け負った。昨年には今回の修復を前に視察にも訪れており、年末ごろ4回目の自費作業に取り掛かる。

外交樹立120周年ロゴ

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 日本の著名な建築家・堀口捨己氏によって設計された日本館は、現在築61年。スギはシロアリの被害を受けている屋根に、スギは柱部の修復に使用される。