東西南北

 サンパウロ州の携帯電話の保険機関が発表したデータによると、2014年6月から今年5月にかけて、サンパウロ市で携帯電話を紛失した人の約3分の1(31%)が、バスや地下鉄・CPTMといった公的交通機関の中でのものだったという。また、盗まれる場所としては1位の「セー広場周辺」などセントロが上位5カ所のうちの3つを占め、10件中6件が男性に、さらに夜に起こっている。同機関は「マルタ市長(当時)がビレッテ・ウニコ(通常、3時間内に4回までメトロに乗車可)を導入した2004年以来、現金を狙った窃盗は減ったが、代わりに最も高価な所持品である携帯電話が狙われやすくなった」と分析し「車内で人前に見せない」のが大事だとしている。
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 約2週間雨の降らなかったサンパウロ市だが、24日夜から25日朝にかけて強めの降雨があった。その影響で今月はサンパウロ州の六主要水系のうち、グアラピランガやアウト・チエテを含む四つで月間平均降水量を超えた。だが、リオ・クラーロが約3ミリ、そしてカンタレイラで約6ミリ平均に届いておらず、今後も予報では月末まで雨も降りそうになく、このまま終わることになりそうだ。降り方としてはまずまずだが、カンタレイラにもう少し欲しかったか。
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 26日のサッカー全国選手権、パルメイラスは敵地でのヴァスコ・ダ・ガマ戦を4―1で圧勝し、この5戦で4勝1分。順位もリベルタドーレス杯進出圏内の3位まで迫ってきた。クルゼイロで2連覇を果たしたオリヴェイラ監督の効果が出ている。なお、コリンチャンスが2位、サンパウロが5位とサンパウロ市勢が好位置につけている。