岐阜から10人の高校生=農業実習で見聞広める

 岐阜県教育委員会による「平成27年度岐阜県農業高校生海外実習派遣事業」で、県内の高校生10人が18日から当地に滞在している。今年で37回目の実施。
 岐阜農林高で畜産を学ぶ団長の丸山祐奈さん(18)は、「酪農分野の違いを見て、日本に持ち帰るものを見つけたい」と意欲を見せ、飛騨高山高の中家礼博さん(16)は「土壌汚染に関する対策・課題を知りたい」と語った。
 他の団員たちはバイオエネルギーや減農薬栽培、大型農機への関心を示し、後藤祐子さん(16)のように、「移住者の農業に対する思いも聞きたい」という声もあった。
 一行はコロニア・ピニャールでの実習やサンパウロ市のセアザ視察を行なうほか、オランブラ、イトゥーなども訪問する。31日に離伯し、次の実習地オランダに向かう。