東西南北

 8月18日に78歳の男性が自転車で轢かれて死亡し、安全基準などが問題視されていたサンパウロ市セントロのコスタ・エ・シウヴァ高架橋(ミニョコン)下の自転車道に市が改良を加え、6日から新基準での自転車道となった。改良により、中央のカンテイロの部分が拡大され、発光ダイオード(LED)の電球がついた。利用者の反応は上々で、「前はミニョコンを歩きたくなくて向かいの通りを選んで歩いていたけど、これなら歩きやすく安全だ」「路上生活者の姿がなくなって安心」と安堵の声が相次いだ。ただ、自転車が歩行者とぶつかる可能性は依然として残されており、対応が求められる。
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 7日の独立記念日はサンパウロ州では降ったりやんだりの長い雨が降った結果、主要水系ではどこも軒並み20ミリ近い降雨を記録。カンタレイラの水位は変わらなかったが下がりもせず。同じく危機にあるアウト・チエテは0・1%ポイント上がって13・1%となり、グアラピランガも0・7%P上昇など、6水系中4水系は水位の上昇を記録した。この雨は8日も継続。天気はまだ数日ぐずつくようなので、このタイミングでしっかり降ってほしいところだ。
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 6日のサッカー全国選手権では、パルメイラス対コリンチャンスのクラシコ(伝統カード)が行われ、両者シュートの打ち合いの末、3―3で引き分けた。見る側からすれば手に汗握る展開だが、パルメイラスのオリヴェイラ監督はディフェンダーによる自殺点を嘆き、コリンチャンスのチテ監督は審判のジャッジに不満を漏らすなど、悔しさ一杯だった。