県連代表者会議=日本祭りへ新体制発足=本橋会長の訪日報告も

 ブラジル日本都道府県連合会(本橋幹久会長)の「8月の代表者会議」が、先月27日に文協ビル内の同会会議室で開かれた。
 冒頭、前週の20日に開かれた臨時代表者会議にて継続が決まった来年の日本祭りの「準備委員会」の人事が発表された。委員長には前々回より副実行委員長を務めた市川利雄氏(富山)が就任、副委員長には谷口ジョゼ(和歌山)、松村滋樹(鹿児島)、西山実(佐賀)の3氏が名を連ねた。
 市川新委員長は副委員長を増員した理由について、「これほど大きな行事に対し、今までが少なすぎた」と説明。その上で「専門家チーム」の設置を再度訴え、各県人会から12の分野における人員支援の協力を求める表を早々に配布した。
 また「準備委員会」という名称については「来年3月に会長選があるためで、恐らくそのまま実行委員に移行する」と本橋会長から説明があった。
 続いて本橋会長は、8月の訪日の成果を報告した。昨年の安倍晋三首相来伯時に県連が提出した要望書の一案「長期研修提案」についての動向を説明した。JICA訪問時に複数の県が中断している県費留学制度・技術研修制度の復活のため、「枠が倍増した『日系社会次世代育成研修』制度を利用できないか」と提案したが、「県費という制度上、直接助成するのは難しい」との返答があったことを明かした。
 7月の事業報告、会計報告は来月に繰り越される。