援協定例会=引継ぎ見越し、会長ら訪日=カンポスさくら祭り盛況

 先月26日にサンパウロ日伯援護協会で定例会が開かれ、現在の活動状況や今後の予定が報告された。
 9月下旬に菊地義治会長、与儀昭雄副会長、井上健治書記理事、中田和夫運営委員長らが訪日し、日系社会と関係の深い各施設を訪問予定。菊地会長は「来年任期が切れるので、各地を訪問して副会長や後任の人たちを紹介しておきたい」と意図を説明した。
 25日からは山形県川西町主催の国際ダリアサミットに出席。援協傘下イペランジアホームのダリア園は、20年前に川西町から送られた球根を基に開園したもの。1998年には川西ダリア園と姉妹園を締結した。去年2月に行われた開園20周年記念式典には、原田俊二町長らが来伯し、節目の年を祝っている。
 28日からは東京でJICA、海外日系人協会、社会福祉法人トポスの会などを訪問した後、日本国際協力財団の神内良一理事長に会い、13年に受け取った寄付金1億円への礼を再度伝える。
 その他、人事面では鍬野いずみ援協診療所部長が定年退職し、渡辺ワシントン剛美さんが後任を引き継ぐことが報告された。
 日本財団(笹川陽平会長)の資金援助で進められていたイペランジアホームの改修工事は、8月20日に完了した。施設の壁の大部分がヒビによる水漏れに蝕まれていたが、壁を剥がして塗りなおした。
 カンポスさくらホームで7月25日から行われたさくら祭りは、1日平均3千人の来場があった。総売り上げは合計約40万レ、去年より60%増しの利益が報告された。